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帯広の夜
 1年ぶりの帯広「ふた葉亭」。
 札幌からの帯広への電車。北海道の山々のど真ん中をひた走るディーゼル列車の車窓から見える景色に、よくもまあこんなすごいところに線路をひいたものだと改めて感心してしまう。「鹿などの動物が飛び出して来た場合、安全のため急停車をすることがありますのでご了承ください」とのすごい車内アナウンス。数え切れないトンネル。多くの人の犠牲の上に便利さがあることを、卑屈でなくありがたいと思う気持ち忘れずにいたい。だから今夜もこうしてオレは歌わせてもらえるのだ。
 北海道入りして一週間。ソロとしては初日。1曲目の「ななめにかしぐオリオン座」からオレはすーっと入っていけた。あー!これなんだよ、という感じ。ふた葉亭の空気に、音楽に、身をまかせればいい。オレは全曲しあわせに歌わせていただきました。
 一年ぶりの鳴海章さん(ここではおなじみの帯広在住の作家ですね。)のリクエストで鳴海さんの最近発表作のきっかけになることができた「微熱の街」。歌えたなあ。
 ホテルの窓から北の街の早い夜明けの空が見える。かけつけてくれた当サイトの管理人ヤマグチコージが二日酔いにならないことをねがいつつ(笑)。今夜はここで送信してみよう。


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by teradamachi | 2007-07-06 03:38
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