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ニューアルバム「緑色の夢から/寺田町&瀬尾高志」
 昨日ニューアルバム「緑色の夢から/寺田町&瀬尾高志」のマスタリングも無事終わりました。
 あのレコーディングの翌日、エンジニア浪速無仁太郎ことあおやぎとしひろ氏は素早くミックスダウンをしてくれていたのですが、これがものすごくよいのです。瀬尾に早く聴かせてやりたい(笑)。
 ジャケットデザインからプレスまではまだしばらく時間がかかるとは思いますが、早くみなさんにお聞かせしたいです。
 さて、その前に大幅に遅くなってしまいましたが1997年リリースの「人魚に恋した男の歌/寺田町RROUP」のリマスタ−CD-R盤がようやく今月末にリリースできます。これは単に復刻ではなくて、あおやぎくんのリマスタ−がかっこよくて、ある意味もとのアルバムとは「別の作品」とも言えるかもしれません。ジャケットのデザインも微妙に変えてみました。オリジナル盤をお持ちの方にも是非とも聴いていただきたい一枚。
 ところでハナシは全然変わりますが、映画「BROTHER」(北野武監督作品)のことを。
 オレは北野武監督の映画はかなり好きだし、素晴らしいと思っております。乱暴に言ってしまいますと、この作品は「その男、凶暴につき」に始まり、「ソナチネ」や「HANA-BI」などの流れにあるものですね。オレは北野作品はそれ以外でも「あの夏いちばん静かな海」も「菊次郎との夏」も、素敵なエンターテイメントムービー「座頭市」もそれぞれに感銘を受けております。
 ただいかんせん、発表時にすぐに観るということはできずにいて、各作品いつも遅れて観ています。で、録画しておいた「BROTHER」を先ほどようやく観ることができたわけですが、いやいや素晴らしかったです。わが年下の友人、役者&ミュージシャンの鈴木こうが「北野作品でいちばんいいと思います」(2006年秋のハナシ)と言っていたのもとてもわかった。
 北野監督作品のいいなあと思うところ。余計なものが一切無いところ。それは脚本に始まり、演出、カメラワーク。その根底に流れるぶれないロマンチシズム。クールな視線の中にもよりそう暖かみ。そしてユーモア。「説明」は表現作品には不用だ。
 なんかおこがましいけれど、オレは勝手に自分の音作りをそこに重ねて観てしまったりしたのでした。またまた勝手に励まされてしまったな(笑)。
by teradamachi | 2007-06-17 04:24
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