今週始めに生まれかかった新しい歌を先ほど一応のかたちにすることができた。ふう。途中「仕切り直さないとダメかな?」と暗礁に乗り上げかけたけど、突破。いつも言ってるけれど、新しい歌が生まれるときはとてもうれしい。
そうだ、今夜はいわゆる「クリスマスイヴ」の深夜。煮詰まってるときは「こんな夜にいったいオレは何をしているのだ?」とちょっと思ったけれど、今はありがたくうれしい気分。表現なんてものを誰に頼まれたわけでもなく勝手にやってるオレのようなニンゲンがそういうときの「孤独」というものを嘆くなんてナンセンスだし、自分の置いたハードルを越えられたときは自分にしかわからない喜びがあるのだ。それを誰かと共有できるかどうかはまたそこからの話だ。 さて、少しブログをと、そのBGMにと選んだのは先日ようやく札幌で購入できた札幌の素敵なピアニスト(オレも共演させていただいたことのある)田中朋子さんのトリオ(ベース瀬尾高志、ドラム工藤悠)のアルバム「SAKURARAN」。リリカルな音色がちょっと疲れたオレのアタマをやさしくほぐしてくれる。1曲だけ入ってる瀬尾の曲「夢の海」ががまたとてもよいのだな。(あ、ちなみにこのアルバムは瀬尾のサイトhttp://plaza.rakuten.co.jp/anabiosisofjazz/から購入できます。) そうそう今週はオレの行きつけの中古レコード屋でバーゲンをやっていたので商品入れ替えの日をねらって2回通って、オレにとっては掘り出し物のアナログレコードを数枚めちゃくちゃ安価で入手。旅は大好きだけれど、こうした機会に旅の間はままならない自分で聴きたい音楽を浴びるのだ。あ、でも旅をしてると思わぬ素敵な音楽に出逢わせてもらえるからそれもまたとてもうれしいのだけれどね。 ★話題変わりますが、先日の「人魚」話のあと、おりよくケーブルTVで放映していた池田敏春監督の「人魚伝説」(1984年作品)を20年ぶりに観たのです。当時観たときは後半の凄惨な殺戮シーンがあまりに強烈だったので、作品の質を見極められなかったけれど、さすが池田敏春さん、いい作品でした。そして当時は気がつかなかったのですが、これぞまさしく「赤い蝋燭と人魚」を現代になぞらえていたのですね.。海女であるヒロインは「人魚」であると同時に返り血を浴びた「赤い蝋燭」でありました。
by teradamachi
| 2006-12-25 04:14
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