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鹿児島天文館、Bar 『ISSO 』
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 今月初め、名古屋大須『ハットブロック』でのライブの折に、タクシー今西さんから「寺さんにぴったりの本を見つけたので」と、いただいた「モンテレッジォ小さな村の旅する本屋の物語」(内田洋子著、方丈社刊)はとても素敵な本で、丁寧に、じっくり読ませていただいています。
「よく味わいながら旅をなさい」と肩を叩いてくれた本。
 そしてダンテの「神曲」からの引用。
「親しい友に別れを告げた日、はや夕暮れとなると
 海を行く人には帰心が湧き、
 心は情にやわらいでくる。
遠くから沈みゆく日を悼む鐘の音が聞こえると、
 異郷に来た旅人は
 愛惜の情に胸が痛む。」

 旅も長くなると、疲れと共に、気持ちの底に濁りが生じそうになる。それを浄化してくれるような言葉たちに感謝しながら旅を続けています。

 さて、昨日は佐賀から鹿児島天文館へと長距離移動。
 一口に九州と言っても県ごとにまるで景色が違います。特に北側から南へと下れば顕著。南国鹿児島。
 鹿児島の言葉、と言うより、『ISSO 』の大ちゃん(寺田大二郎くん)は屋久島の出身なので、また独特なイントネーションで、オレはそれが大好きなのです。
 九州ツアーをするようになって今年で丸16年ですが、ライブをやっていない最後の県だった鹿児島で初めてライブをさせていただいたのが2014年の2月、『モジョ』さんで。
 その時にオープニングアクトをしてくれたのが大ちゃんとギターの田原さんとの『寺田原』。
 その日の打ち上げで連れて来てもらったのが大ちゃんの『ISSO 』で、すっかり気に入ってしまったオレは「次回はここでやらせて下さい!」とお願いして、その年の9月にやらせていただいて以来のありがたい御縁。4年しか経ってないのが不思議なくらいだね、とお互い言い合ってます。 
 本番前に『だれやめ処まえわり屋』さんに連れて行っていただけるのも楽しみのひとつ。毎回定番メニューをここに書いてますので今回は割愛(笑)。でも毎回感激の美味しさなのです。
 今回もいい雰囲気の『ISSO 』ライブ。大ちゃんと田原さんのバンドの音はまだ聴いたことがありませんが、おそらくこの『寺田原』とはずいぶんありようが違うのではないかと思います。
 そちらも是非聴いてみたいものですが、このゆるさが持ち味の(笑)『寺田原』、でもその中にもそろそろゆるいながらも突き抜けた感じを大ちゃんが出してほしいな、なんて思います。さすれば自ずと田原さんのギターも反応するはず。楽しみにしてますよ(笑)。

 さて、『ISSO 』ではマイクを使わずに生音でのライブ。これが実に気持ちよいのです。「これこれ!」って感じの演奏が生まれ、積み重なってゆきます。
 ラストは何にしようかとちょっと迷ってオレが選んだのは「Rally ’Round The Flag 」イントロのギターを弾き出したとたん、大ちゃんが「おーっ!」と反応。後で聞いたら、アンコールでこの曲をリクエストしようと思っていたそうです。うれしいシンクロニシティ。
 そこで大ちゃんがアンコールに選んだのは「こきりこ節」と「That’sLucy Old Sun 」の2曲。ナイスな選曲。
 「That’sLucy Old Sun 」は大ちゃんたちも別歌詞でやってくれたので、こういうのもいいですね。
 そしていつものようにそのまま『ISSO 』で楽しい打ち上げ。
 そしてそして、いつもは最後に大ちゃんと、森くんのお店『コーナーポケット』へ行く流れなのですが、昨日はお休みということで、老舗 『T-Bone 』へ。
 『T-Bone 』のマスター本山さんとは 数回お会いしてますが、お店にお邪魔するのは初めて。1度は行かねば、と思っていたのでいい機会となりました。
 本山さんはオレより8歳上。ゆっくりお話したのは初めてでしたが、音楽の話でうれしい共感の連続。話は尽きません。いい時間をいただきました。またまた大ちゃんに感謝です。また2月、よろしくお願いします。 

 写真1枚目、『ISSO 』看板。
 2枚目、左から『ISSO 』の大ちゃん(寝ているわけではありません。笑)オレ、田原さん。
 3枚目、 『T-Bone 』にて。 左から大ちゃん(寝ているわけではありません。笑)オレ、『T-Bone 』マスター本山さん。
by teradamachi | 2018-09-18 17:59
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