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『星降る夜の魔法』鳥取県西伯郡伯耆町添谷『日光小学校添谷分校』教室
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 昨日は午前中に月光ワタルと共に海士町から本土へ戻る。たった1日の島滞在だったのに、何だか寂しく切ない気持ちになるのは島の魔法でしょうか?
 そして鳥取県境港へと向かうフェリーは、出港間もなく、我々が前日訪れた西ノ島別府港に寄港。そこで出会った出来事をワタルがブログに書いてくれているので、下記に引用させてもらいます。
「いよいよお世話になった「なかむら旅館」の徹さん、龍くんに御礼とお別れ。龍くんに船着場まで車で送ってもらい二人は乗船。。出航後すぐに隣の島の船着場に止まる。なにやら思いが溢れ船室でじっとしていられず甲板に出てみると岸壁にはたくさん人。子供たちが多いように見えた。大量のカラーテープを船に渡し、、、「別れがあるんだな」って寺さん。

二人は静かにその光景を見ていた。

船のもやいが解かれ動き出すと風に膨らむ無数のテープ。赤、青、黄色、たくさんの色の線が重なりあって揺れて、伸びて、膨らんで。

やがて子ども達がおそらく旅立つ友の名を大声で叫ぶ。

「がんばれ!!」

「負けるな!!!」

最初は揃っていた声達もやがて溢れ出すように、思い思いに。

「がんばれ!」「がんばれ!」「さようなら!」「元気で!」「また会おう!」

やがて汽笛は鳴いて船は行く。

岸壁を走り追いかけてくる子ども。海に落ちちゃうんじゃないかっていうくらい必死に走り友を追い掛ける。岸壁の端、小さな灯台の横で

「がんばれよー!!」

大きく手を振って友の為に大声で叫ぶ。

見えなくなるまで手を振って。
小さな体を精一杯伸ばして友の為に手を振って。。

いつのまにか俺たち二人も泣いていた。
涙が溢れて止まらない。
寺さんが言った。。

「ワタル、、おまえ、来てよかったな」

魂の旅はつづく。。」

 まるでその物語の続編のように、昨日のライブの会場は近年廃校となった、 鳥取県。
 添谷は名山大山(だいせん)の谷合の集落のひとつ。大山は伯耆(ほうき)富士の名称でも知られる素晴らしい山です。

 今回のオレのツアー、米子でのライブ2ヵ所に足を運んでいただけた井中友子ちゃんを中心とした『チーム魔法瓶』の企画に、地元、添谷の『添谷を元気にする会』の皆さんの全面的な御協力での素敵な音楽会『星降る夜の魔法』‐放課後の教室に響くノスタルジックな音楽会‐。
 オレが子供の頃に通った愛知県常滑私立大野小学校は、オレが5年生の時に鉄筋コンクリートの校舎に変わりましたが、元々はこんな木造校舎でありました。
 校庭には貫禄のある桜の古木が何本も。ここでお花見したら素敵だろうなあ。

 昨日は今回のオレのツアー山陰編の最終日。ワタルのバンド『月光』のアコースティックセットとのジョイントコンサート。もちろんコントラバスのまつおさんとドラムのたかちゃんがメンバー。
 『チーム魔法瓶』、『添谷を元気にする会』の皆さん、そして『月光』のメンバーで工夫を凝らして会場を設営。素敵な手作りコンサート。
 昨日は昼間は添谷の春のお祭りであったそうですが、その後に地元の皆さんがしっかりお集まり下さって教室は満席。
 『チーム魔法瓶』のお酒販売もにぎわって、小学校の教室ですが、ほろ酔いコンサート。
 お客さんには何人もこの小学校の卒業生、そして先生までいらして下さって、なんて素敵なことでしょう。

 ワタルの楽しい司会進行で『月光』のライブがスタート。ガットギター、コントラバス、たかちゃん作のミニドラムの生音が、ワタルの生声が気持ちいいこと。お客さんもとてもいい雰囲気。
 そしてオレも短いステージですが入魂でつとめさせていただきました。
 小学校という空間、昼間の別府港での小学生の旅立ち、自分という人間の来し方、この地で暮らし続ける皆さん。それらが集約して、万感の想い、と一言でいうのは軽いようですが、本当に、そんな想いに突き動かされ、演奏させていただきました。
 山陰ツアー最終日にふさわしいと思えるライブをさせていただき、本当に感謝です。
 アンコールは、ワタルからのリクエストで、あの曲を(笑)。
 終わってそのまま教室での『交流会』(「打ち上げ」と言わないのがまたいいですね)。
 交流会のお料理は『添谷を元気にする会』の奥さんチームが腕をふるって下さって、まあ本当に美味しいこと!ありがたいですねえ。
 添谷の方々とも飲みつつ楽しくお話しできて、つくづくしみじみ、これはこれからの日本のライブの未来形として素晴らしいモデルケースではないかと、本気で思いました。
 あまりにも内容の濃い1日だったので、全然言葉足らずで歯がゆいですが、皆さんへ心より感謝を込めて。
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by teradamachi | 2018-03-19 16:23 | Comments(0)
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