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10月9日に本当は木下尊惇(キノシタ・タカアツ)さんのことを書きたかったのだ
 先日の「第6回ピカイア祭り2日目」今年はオレは出演しなかったけれど、とても楽しみだったのはいつもオレが話題にしている木下尊惇(キノシタ・タカアツhttp://www5f.biglobe.ne.jp/~taka-taka/)さん。「ピカイア祭り第2回目」からの出演で毎年お互い「楽しみですね」と言い合ってきたのだ。いや、オレのことはどうでもいい。木下さんは本当に素晴らしいミュージシャンなのだ。フォルクローレをやっていると御本人は言うだろうし、事実ボリビアでプロとしての演奏活動を始め、現在はボリビアと日本をいったりきたりの音楽活動をしているのだが、木下さんの音楽は聴くたび「木下尊惇の音楽」だなあ、と思う。もちろん彼のCD作品も。
 今年は木下さんの恩師であるエルネスト・カブールさんといっしょにアルバムを制作しこれから日本でもカブールさんとのツアーと多忙の中での出演。
 このカブールさんはさすが木下さんの才能をいち早く見抜いただけあってかなりユニークな音楽家。いっぱいオリジナルの楽器を「発明」していて、これがかなり笑えます。木下さん曰く「ほとんど役に立たない楽器」も発明しているのですが、今回のアルバムにそんな楽器もいっぱい、きっちりフューチャーされてて、意外なことに(笑)素敵な演奏になってます。まあ要は楽器を生かすも殺すも演奏者ってことですね。
 で、今回の「ピカイア祭り」ではいつもの素晴らしいチャランゴの演奏もちろんありましたが、メインはいつものギターではなく師匠であるカブールさんの「発明」した「ムユムユ・ギター」。これはそうとうおかしな楽器です。アコ−スティックギターのボディに両面表として2本のネック。片面のネックは普通のナイロン弦6弦。片面はスティール12弦。今回師匠から半ば強引にこの楽器を弾かされることになったそうですが(笑)発明者の師匠もちゃんとは弾けないとのこと(笑)。まあ、師匠のメイン楽器はチャランゴなんだけど、自分で弾けない楽器を「発明」するってのがすごいよね(笑)。で、正面に2本ネックがついた「ダブルネック」というのは今までもありましたが、どうして裏と表なのか?!カブール師匠曰く「ものごとには裏と表があるものだから」だそうで。
 さていよいよ木下さんによるこのおかしな「ムユムユ・ギター」の演奏なのですが・・・やはり木下さん、素晴らしい。ワンフレーズごとにギターが彼の膝の上で表裏クルクルクルクル回るんです。(「ムユムユ」とは目がまわる、という意味)で、それはもう当然、観客の大笑いを誘うのですが、木下さんのすごいのはそれがシリアスな楽曲の演奏の本質を全然損なってないことなんですね。例えて言えば先日話題に出したチャップリンの笑いを伴ったメッセージのように。
 で、1曲目の演奏が終わり、これまた木下さんのライブの醍醐味のひとつのMC。まずは「ムユムユ・ギター」の解説なんだけど、いつも感心するのはこの人のしゃべりはこんなに本人は普通に話してるのにどうしてこんなにユーモラスなんだろう、ということ。本人は別に笑わせようとしているわけではないのだろうけど、決まって会場は笑いの渦。(いつもオレは苦しいくらいに笑ってしまう。)で、それはいわゆる「天然ボケ」というのとも全然違うんだな。あれはなんなんだろう?というわけでオレのまわりには木下さんのファンは多い。今回のカブールさんとのアルバムも素晴らしくてツアーもどこかで行きたかったのだけれど、残念ながらオレの予定としては無理。行くことができる方は是非!
 木下さんとパートナーさんに「寺田町さんのライブ」を見ないと1年終わらないんですけど」と言われ、用意していた「暁と夕べに」を「木下さんと出逢わなかったら生まれなかった曲が入ってます」とCDトレード。
 そうそう、現在「ムユムユ・ギター」の演奏者は木下さんを入れて世界で3人しかいいないとのこと。楽器自体が4本くらいしかないらしい(笑)。ライブ後、木下さんに「ムユムユ」を見せてもらっていると「4人目になりませんか?」と言われてしまった(笑)。あれは座って演奏しないとくるくる回せないので立って演奏したいオレには残念ながら無理だなあ(笑)。
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# by teradamachi | 2006-10-13 05:12 | Comments(0)
タイトルはつけられないけれど
 ゆっくりブログを書きたいと思っていたら急遽出かけることに。またしても吉祥寺の不埒な(笑)飲み屋でときを過ごしてしまったので、かなり酩酊しておりますが(笑)冗談じゃなく近所の半島の上の方の国家の動向はものすごく心配です。おかげで昨日のブログで告知した中井信介くんのドキュメンタリーは放映延期になりました。
 オレは政治のハナシやスポーツの話はあえてここでは触れないようにしてるんだけれど(笑)そんな問題じゃなく「破壊兵器としての核開発」なんて誰がどー言おうと「NO!」に決まってるじゃないですか!オレはこんな当たり前なことをせっかく管理人ヤマグチコージが作ってくれてるブログで語りたくはないんだよ。だってやつはきっとここでオレに楽しく音楽やオレのうれしいライブの日々を語ってほしいから、こうやってがんばってホームページを運営してくれているはずだから。
 ツアーで広島、長崎の街を訪ねるたび、今はこの美しい街で数十年前にどんなことがあったか、とオレは思う。オレの想いは拙いものなのでとても申し訳ないのだけれど、忘れてはいけないことがそこにくっきりとあるのだと。そして実際にその街を訪ねてからは「そのこと」を思うたびにしっかりと痛みに近い感覚を伴う。オレなんかがそんなことを、こんなこと言うのはおこがましいのはじゅうじゅう自覚しているので普段はあまり口には出さないのだけれど。
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# by teradamachi | 2006-10-11 03:36 | Comments(1)



旅する歌唄い“寺田町”。 旅をつづけなくちゃ...