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Summer's Almost Gone

 夏の終わりは寂しく切ないけれど、秋を迎えてゆくときの寂しさや切なさは好きだ。
 自分がこの先どんな風に生きてゆくのかなんてまるでわからなかった思春期の秋。不安とないまぜの期待感。そのどちらも何の根拠もないものだったけれど、その胸の震えだけは確かなものだった。友だちといるのも好きだったけど、一人でいるのも好きだった。ある瞬間はとても自分が特別な存在にも思えたし、当然その裏腹にどうしようもなく駄目な人間にも思えた。ようするにどこにでもいる少年〜青年であったわけだ。
 ずっと歌のことばかり考えていた。いつか歌を歌える人間になりたいと。でも一方でそんなことは無理なんだと自分に言い聞かせようとしていた。でもいつしか歌いたい俺の方が勝ってしまった。わがままなだけなんだろうけど。
 俺がドアーズに夢中になったの高校3年生の秋。ジム・モリスンが死んで7年も経ってからだ。ジム・モリスンの英語はガキの俺にもがんがん、そしてしみじみダイレクトに響いた。
「Summer's Almost Gone」
 夏の終わりになると必ず聴きたくなってターンテーブルの上にドアーズのアルバム「Waiting For The Sun」をのせてしまう。近年普段はドアーズを聴くことはめったに無いのだけれど。
 そんな影響だろう、俺のバンド時代の曲に「夏はもういっちまった」というのがある。そしてやはり近年の俺の作品「旅をつづけなくちゃ」の一節『夏は過ぎたと誰かが歌う』とあるのもたぶんそのせいだろう。もちろん聴いていただける人が誰の歌をそこで思い浮かべていただいてもかまわないのだけどね。(さだめし管理マン、コージなんかはキャロルとかね・笑)
 あれから30年近くたって今まだ歌のことばかり考えて、しかもそれを生業としている俺がいる。部屋のステレオからはジム・モリスンの声が。「夏が去ったら僕らは何処にいるのだろう?」
 

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by teradamachi | 2006-08-27 04:43 | Comments(6)
久々の「寺田町with橋本潤」ライブ!
 管理マン、ヤマグチコージの指示に従っての告知です。

明日8/24(木)は久しぶりの「寺田町with橋本潤」のライブ。乞う御期待です!よろしくお願いします。

寺田町with橋本潤 VS スーマー&山下浩(スーマーはvo.>.山下くんはviolin)
 
会場*下北沢LOFT(下北沢)TEL.03-3412-6990 
   世田谷区代沢5-31-8エクセレントビル下北沢B1
    pm7:30〜  ¥2500+オーダー

★それはさておき、なんだかブログが書けないでいました。管理人コージには申し訳ないと思っております。
 なんてことを考えている現在が8月下旬。コドモ時代であったら夏休みの終わりにに向けての不安を鈴虫の鳴き声と共に感じる時期。ああ、オトナでよかった。20数年前、スネークマンショーの企画で伊武雅刀さんが歌って(語って?)おられた「子供たちを責めないで」には大笑いしましたが、その中の「わたしは子供に生まれなくて本当によかったと胸をなでおろしています」というふざけて楽しいフレーズを口にしつつビールを飲んでおるとまことにシアワセな気分。「ワタシは大人に生まれてホントーによかった」(笑)。
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by teradamachi | 2006-08-23 03:22 | Comments(2)
新しい歌
 数日前から向き合っていた新しい歌が、さっき「新しい歌」としてかたちになった。
 何100曲と(500曲以上は有にあると思う)自分の歌をかたちにしてきたけれど、やはりそのたびにうれしい。俺にとって「歌をかたちにすること」は「ライブをやること」とならんでとても好きなことだし、時間がとれて自分の中でそうゆうモードにもっていければ新しい歌と出逢っていけるわけだが、今回は3月の下旬に新しいCDのための曲を書いて以来は、ツアーの区切りまでと敢えて書かないでいた。というか、がまんしていた。まあ、深いワケはないんだけど、ちょっとした事情とタイミングもあって、たまにはそうゆうときもいいかなとね。
 ときどき「歌をつくること」に関して質問を受けるけれど、そのたびに俺の答は同じ。「歌はつくるのではなく、そこにある『うた』を丁寧に取り出してあげるのです。自分で『作っては』ダメなのです。」と。例えば遺跡を発掘するように。簡単に取り出せるものもあれば、深く埋まっているので取り出すのにとても時間と労力を要するものもある。あるいは埋まっている場所は浅くても、まわりに余計なものがひっついてしまっているので、その余計なものを本体を傷つけずに取り除くのに手間どったりする場合もある。そんなとき大切なことは決して焦らないこと。見失ってしまった部分を「自分の」アタマで勝手に作らないこと。「歌のようなもの」だったらムダにいっぱいあふれてる。これ以上ゴミをふやすことはない。
 以前、ある舞踏家の方に身体のことをとても学んだ。そのことは今日の「寺田町」にものすごく影響を与えたことなのだけれど、その方の言葉に「(舞台でゆきずまったとき)自分でなんとかしようとするな。人一人にできることなんてたかが知れている。」(註・これはもちろん人のチカラを借りなさいと言ってるのではありません)これはそのときはあまりよくわからなかったのだけれど、数年後にしっかり実感でき、今は俺の表現のベースに深く根をはっている。音楽は表現は「自己主張」などではないのだから。
*そうそう、札幌から帯広のFMに電話出演したおりに「どういうときに歌を作るのですか?」という質問を受けたとき、DJの方が「鳴海章さんは『小説ってのはすでにそこにあるので僕はそれを書き取っているだけなんですよ』とおっしゃってました」と伝えてくれたのがうれしかったです。やはり同じなのだと。
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by teradamachi | 2006-08-15 03:50 | Comments(6)
夏ツアー終了
ゆうべの杁中「58月」(ゴーヤムーン)は今年の1月にオープンしたお店だけど、以前からある覚王山の「URA58」(うらごや)の姉妹店。
実に生音の響きが気持ちよく、PAの具合もばっちり。1曲目からすーっといってしまえた。もうどんどん歌いたくなってしまって。うーん、音楽の女神様に愛されてる気分。俺はしあわせものだなあ。ツアー最終日にふさわしい実にいいライブができました。
その後タクシー今西さんに飲みに連れて行っていただき、俺は素敵な歌姫に出会ってしまった。明け方まで飲み明かした名古屋の一夜。
本日は昼過ぎ、まーみちゃん@極妻系の料理する音で目覚め、実に美味なるお食事をいただきしあわせな昼下がり。46歳になれてよかったなあ(笑)。
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by teradamachi | 2006-08-08 17:42 | Comments(5)
IRINAKA SONG
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調子に乗って写真を添付したわけではなく(笑)これを載せたら管理マンヤマグチコージが喜ぶと思って(笑)。 久しぶりにこの街にやってきたので少し歩いてみたかったのだけど無茶苦茶暑いので断念。昔よく通った本屋さんに入りまーみちゃん@極妻系の誕生日プレゼントを買う。
今夜は久しぶりに「IRINAKA SONG」を歌うつもり。
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by teradamachi | 2006-08-07 16:32 | Comments(3)
松阪~名古屋
ゆうべのM'AXA。前半はなんか俺、固くて今ひとつ集注力に欠ける感じだったので短めにして、後半仕切り直し。マクサでは久しぶりの「少年」からスタート。降りてきてくれましたね、音楽の女神様。もうそこからはどんどんどんどんいけばいいのさ、なのだ。気がついたら治ったばかりの爪がまた割れてるし(笑)。
打ち上げはオーナー剛と店長中村と熱く盛り上がり気がつけば午前4時(笑)。
あ、以前に予告しましたマクサでの「寺田町イヴェント」11月はゲストの日程調整がむずかしいので年明け1月上旬、ということで話を進めることに決定。どきどき&わくわく。
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by teradamachi | 2006-08-07 14:53 | Comments(5)
豊橋~松阪
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 豊橋はお客さんが集まりにくいのだけど、昨日はオープニングアクトをやってくれた地元のバンド「69ROCKETS」のブォーカル橋詰が俺の大ファン、ということもあって盛況、そして大いに盛り上がりました。ただのってる、というわけでなく、俺の音楽を理解して喜んでくれてるのがひしひしと伝わってきた。
そんなわけで打ち上げも当然盛り上がり、いつものように俺の20年来の友達タカオがやっている「イーストオレンジ」(「寺田町通信」の広告でおなじみですね)へ。
「69ROCKETS」のギタリスト、チューセンは言う「寺さんはホンとにロックですごかった!ギターがエレアコじゃなくて生っていうのがいい。マイクの使い方で音を作ってるのかっこよかった」と言ってくれる。6月のロデオでいっしょになったムスタングジャークスの連中もそうだったけど、真剣にロックをやってるやつらの多くが実に俺がやろうとしてることを明確に理解してくれるのがうれしい。むろんジャンルの問題ではなく音楽への姿勢の問題なのだが。 締めは例によってタカオとディランの話。ぐびぐびの第一夜は楽しく過ぎてゆきました。
明けて「本日もぎんぎんぎらぎらの夏なんです。」ただ今松阪へ向かう近鉄電車の中。大好きなM'AXAへ!
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by teradamachi | 2006-08-06 14:48 | Comments(2)
豊橋へ
昨日一昨日と急に外出の予定ができたので、ゆっくりブログが書けないまま本日より短いツアー。東京はヒートアイランド。豊橋はどうかな?
長い旅の後はたいてい夢をいっぱい見るんだけど、暑さのせいもあってかそんな状態が続いてます。
そんなわけでゆうべ、というか今朝もいっぱい夢を見ました。その中のひとつ。
亡くなった高田渡さんが生き返って、奥さんといっしょに俺の家に遊びに来てくれている。夢の中での俺の家は古い日本家屋の一軒家。日本家屋と言っても大正モダニズム風(?)のちょっとしゃれた感じ。間接照明が沢山あって、どの組み合わせがより落ち着くかどうか俺は試している。そして渡さんがギターを弾いて歌ってくれる。聴いたことのない歌。「生きてるっていうのは」という言葉が印象的。変わったギターで、ごつごつした木のネックの指板がフレットごとに荒くえぐってある。ベースのフレーズがいかにも渡さんらしくかっこいい。部屋には他にも人がいて(友達?)俺の横にいた一人が俺に「どうして泣いているの?」と聞く。「だって渡さんは一度死んでから帰ってきたんだよ。」
目覚めてしばらくは渡さんが今生きているような気がしていた。
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by teradamachi | 2006-08-05 15:11 | Comments(0)
雪に願いたい
 「輓馬」は大きかった、ほんとに。サラブレットの2倍ほどらしいが、大きさだけでなく、身体つき。ごつごつとたくましく、頭も大きく、いっしょに見に行った管理マンヤマグチコージの「ユニコーンみたいだ」という表現はまさしく。どの馬も角が1本生えててもおかしくない感じだった。
 ここでは何度も書いている映画「雪に願うこと」(根岸吉太郎監督)を観て思いは決定的になったのだが、鳴海章さんの原作「輓馬」を読んだときから「輓曳競馬」には惹かれるものがあった。
 オレはギャンブルにはまるで興味がないし、あわただしいのが好きではない。だから競馬などにはまるで無関心であったのだが、「ばんえい」はまるでイメージの違うものだった。さっきも書いたように馬自体の印象はむろんのこと、重い橇を曳いてのレースだからそんなにスピードが出せるはずもなく、しかも二つの障害を越えるために止まって(特に第2障害前では)力をためて、ふりしぼって出る、というのがすごいな、と。
 今回の北海道ツアー、札幌での空き日が岩見沢での開催に当たっていたのはラッキーだった。午後から出かけてもそこそこ観ることができる。天気もよかったし。ただ肌寒い、というより上着が無ければはっきり言って寒い。7月とは言え半袖のみで行ったヤマグチコージは愚か者であった(笑)。愚か者ではあったがヤツは競馬に詳しいので普通の競馬場の中にさえ入ったことのないオレにはありがたい引率者ではあったのだけどね(笑)。
 で、やってみたかったのは原作でも映画でも描かれているように、スタートからゴールまでずっと横で歩きながらレースを観ること。これは賭けてなくても興奮しましたね。障害を越える様はすさまじいし、トップを走っていた馬がゴール少し前で止まってしまったのも。そしてすごい砂埃。
 オレたちが観た2レース目では1頭が第2障害の坂に埋まってしまい、決着が着いてしばらくしても抜けだせずはらはらしたが、何人がかりかで無事脱出し最後まで走り切ったけど、あのたくましい脚でなければ骨折していただろう。複雑な想いが胸をよぎる。「あいつらあれをやらなきゃ生きてけないんだしなあ」とコージがつぶやく。コースや障害の砂ならしの仕事をしている人たちをついつい見てしまっていたオレです。
 気をとりなおしてパドックで次のレースの馬たちを見る。いやはや間近で見るとますますでかい。どれも個性的で「いい顔」に見える。それでもなんとなくオレ好み、っていうのがいて「ああいう馬はきっとやりますよ」なんてコージに言われるとうれしかったりする。(事実なかなか健闘した。)
 それにしても季節のよいこの時期、しかも土曜日にあの観客の入りでは「ばんえい競馬」の展望は決して明るいとは言えないだろう。「失われたもの」「失われつつあるもの」に惹かれてしまう鳴海さんや俺ではあるのだが、できることなら・・・と冬であれば雪に願ってしまうことだろう。
 
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by teradamachi | 2006-08-02 21:34 | Comments(8)
管理人です。
9月のスケジュールを一部更新しました。
追加のスケジュールも近々更新できるかと思いますが、
皆様、ご確認宜しくお願いします。 8月2日・管理人。

PS>
北海道でお逢いした皆様、お世話になりました。ありがとー。m(__)m
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by teradamachi | 2006-08-02 15:43 | Comments(2)



旅する歌唄い“寺田町”。 旅をつづけなくちゃ...