そして4月16日は高田渡さんの御命日でした。 あれからもう10年たつのか。 でも、だからこそ、自分にとっては、歌い手、ギター弾き、バンドマン寺田町としての進化、深化があったことは確かなのだと信じています。 ああ、今のオレのライブ、渡さんに聴いていただきたかったなあ、と年々さらに思います。 その渡さんが敬愛したウッディ・ガスリーの音源の八割方は聴いていると思っていたのですが、この素晴らしいコレクションがあるのを知ったのは、それこそ10年くらい前にあおやぎとしひろくんからvol.1をいただいたとき。 もちろんオレが持っているテイクも含んでいましたが、さらに聴きたいと思いつつ、日本のレコード会社はウッディ・ガスリーのことなんか本当に昔から、ほとんど出そうとしないので(少し前に発掘された素晴らしいレアなライブ音源はさすがに日本盤出ると思いきや、出なかったので、ネットの買い物、しかも海外からの!なんて普段まずできないこのオレが頑張ってやったのです)。 で、先ほどお伝えしたこのシリーズの第2弾力が国内の中古でかなり安価で手に入ることがわかり、先日注文。とっくに届いている筈が、渡さんの御命日に到着。 ウッディの真骨頂はやはりソロにあると思うので、シスコ・ヒューストンとサニー・デリーとの競演が中心のこの盤がベスト、とは言いませんが、やっぱり、繰り返し聴くほどに伝わってくるものは深いです。ウッディのフィドルやフラットマンドリンもいいんだよね。 丁寧な解説(英語なので、オレにはアバウトにしか理解できてませんが)も素晴らしい労作。3、4もおりを見て聴きたいです。 ちなみに村上春樹さんの『意味がなければスィングしない』(でしたっけ?タイトルちょっと違ったらごめんなさい)の中でのウッディ・ガスリーに関する文章は、あまりないとは言え、オレが読んだウッディ・ガスリー論としては秀逸。渡さんが読んだらどんな感想を言ったかな。 渡さんが亡くなってから、渡さんの曲を練習しない日はほとんどないままに10年たちました、
by teradamachi
| 2015-04-18 03:33
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