東京に暮らして丸25年経とうとしているのにオレがまだライブをやったことのないエリアはいっぱいある。東京は広いのだ。 そんなわけで一昨日は初めての文京区ライブ。突然の春のような汗ばむほどの陽気。 前日に札幌からやってきたウッドベースの瀬尾高志と共に文京区白山へ電車に乗って。 会場は老舗ジャズ喫茶「映画館」。オレはここでライブをやるのは初めてだけれど、大切な友達の一人であるリンちゃん@極妻系(笑)が以前主催していたポエトリーリーディングの集まりに以前何度か来たことがある。お店の雰囲気はもともと好きでありました。それにしても6、7年ぶり。 この地域の町、谷中、根津、千駄木を総称して「ヤネセン」と言うこととか今回まで知りませんでした。江戸時代から町だった地域ですからね。独自の「文化」が根付いているのでしょう。 ライブ自体は今回生音でやりましたが、このお店のオーディオの音は素晴らしく、マスターの吉田さんがさっそくかけてくれたオレたちのCD「緑色の夢から」、まるでそこでオレたちがライブをやってるかのよう。すごい音の存在感。ウッドベースのすみずみまでの響きが体感として響いてきます。そして声(オレの声なんだけど)の倍音もすごくよく聴こえる。あらためてこのアルバム、いい音で録音してもらえたんだなあと感心。 この地域でのライブは初めてということで、お客さんの入りが心配だったのだけど、いやあ、しっかり集まっていただけましたねえ。おかげで当初セットした演奏位置をあわてて考え直したりとうれしい悲鳴。ありがたいです。 ライブはお店の響きがデッドなので、声にはかなりパワーが必要でしたが、雰囲気はとてもよかったです。そしてやっぱり瀬尾は素晴らしい。一緒に演奏出来て幸せであります。二人での新曲として「旅をつづけなくちゃ」「お前のためにいくらでも歌を書いてやるよ」「ハレルヤ」。熱いぜ。そして暑いぜ(笑)。 前半、亡くなられた浅川マキさんの話をしてから浅川さんの「ジンハウスブルース」をやると休憩時間にマスターがマキさんのアルバム(山下洋輔さんたちとのライブアルバム)をかけてくれました。この間のレディジェインのときもそうだったけど、こうゆうのはうれしいです。とても。 ライブ終了するとすぐマスターと奥さんが「また是非やりましょう!」とのお言葉。初めてのライブのお店からいただく何よりのプレゼントです。もちろん是非! 今これを書いているのは新幹線車中。本日から山陽〜九州ソロツアー。 一昨日とはうって変わって寒空の東京、雨の降り出す前に出発しました。 写真1は地下鉄水道橋駅のエレベーターでの瀬尾。いつもながらこの楽器を運ぶのは大変そうです。 写真2は「映画館」の看板。 写真3は終わって「映画館」吉田さんご夫妻と瀬尾と記念撮影。
by teradamachi
| 2010-02-11 14:06
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